ルアーフィッシング

営業力アップは魚釣りから学べ

毎日釣りざんまい

私の趣味は、狩猟法の部類に入る魚釣りです。
四季折々、旬の魚を狙って天草の海に月2回ほど繰り出しています。
一応、27フィートの小さなプレジャーボートですが、遊漁船Beach-Topの船長です。
漁村で生まれ育った私は、小さい頃より釣りキチ少年でした。学校から帰ると、玄関を入るや否やランドセルを家の中へブン投げ、そのままお手製の竹で作った釣竿を抱えて波止場へ直行。
家の前が海という環境がそうさせたのか、DNAにしっかり刻み込まれているのか?
今で言えば、テレビゲームになるかもしれませんね。毎日と言っていいほど、釣りをしていました。

沖へ行けばもっと釣れるはず

そんな時、もう少し沖まで仕掛けが届けばもっと釣れるのでは?
となりのおじさんの様なリール付きの道具で遠投できたら?
私の釣り具は、台風の後に海岸に流れ着いた竹竿に直接釣り糸を結んだだけの物。波止場のちょっと先までしか届きません。釣れるのは、ハゼばかりでした。

魚釣りのように 仕事も工夫すれば

現在の釣りジャンルは、ルアーフィッシングが9割、餌釣りが1割ですが、釣りに行く度に考えることがあります。
魚釣りの事ではなく、仕事の事です。
「魚釣りくらい仕事の事を工夫すれば、もっと業績が上がるよな。」という事です。
同じ船の上、同じ潮、同じ時間帯等、様々な同じ条件下で釣りをしているにも関わらず、釣果に差が出るのは何故なのか?あの人ばかり釣れて、なぜ自分は釣れないのだろう?あいつばかり、なぜ釣れないのだろう?
釣れる人と釣れない人をしばらく眺めていると、その原因が見えてきます。
一言で言えば、工夫の違い、試行錯誤の違いです。
釣れる人は、常に頭を使い、ルアーの色や大きさを変え、シャクリ方を変え、深さを変え、と釣れないやり方を釣れるようになるまで変化させ続けます。

魚釣りはマネジメントにも使える

全ての職場のスタッフに使える方法ではありませんが、釣りが好きな部下と船出をした時は、仕事の悩みの解決に釣りに例えて解説しています。
「先輩、よく理解できました。」と言ってくれます。
例えば、後輩がいつまでも釣れないのに、横の友人が次から次へと釣り上げているとします。釣れる友人も最初から釣れたわけではありません。スタートは後輩と同じで、釣れていません。
「釣れる友人は、頭をひねりながらルアーをコロコロチェンジしているよね。ロッドのシャクリ方やルアーの色や種類等変化させているよね。それに比べ、君は、ずっと同じことを繰り返しているだけで、釣れている人を観察したり、何か工夫をしたか聞いてみたり、真似をしたりという行動は一切していないよね。」
というような話をします。

面白いことに、仕事が出来るスタッフは釣果もさることながら、ファッションも決まっていてテックニックもあり、トータル的にかっこいい。
なかなか業績が上がらないスタッフは、釣りにおいても何か鈍くささがあります。
また、釣れない時に起きる現象ですが、大きく二つのタイプに分かれます。
一つ目は、「釣りは面白くない。」と早々に決めつけ釣りをあきらめるタイプ。二つ目は、どうにかして釣りたいと思い、釣れている人に根掘り葉掘り質問し、ルアーをあれやこれやと変え、ルアーの泳がせ方や巻き上げスピードに変化をつけたりと試行錯誤しています。その結果、狙った魚をゲット。結果、「釣りは面白い!」となります。
いかがでしょうか。釣りは、したことがない人には理解不能かもしれませんが、仕事に本当に役立ちます。

営業力アップ 業務改善も同じ

現状をどうにかしたい。業績(釣果)を上げたい。もっと効率化したい。
これからもっと分かりやすく、釣りと仕事の共通点を書いていきたいと思います。