昨年の5月の「花博」以来の外出です
3月23日が杏菜の誕生日。それに合わせてジブリ展の予約を入れていました。
あいにくの雨の予報でしたが、なんと昼頃までは晴天。
さすが晴れ女と言われる杏菜の力か???
11時半の入場予約に合わせて熊本タクシーの福祉タクシーを予約。
運転手さんは、いつも同じ方なのですが、優しくソフトに接して頂きます。
写真撮影はほぼ禁止
そんな中、猫バスと顔なし等の一部が撮影可能。
大勢の中、通行が難しいストレッチャーを操作し、記念の撮影をしてきました。
1年に1回のイベント
本当は、もっと外出をと思いつつもなかなか・・・。
たまのドライブや週に一回のデイサービスへは外出していますが、家族での外出には様々な障壁があります。
一番は、自分の心の中にあります。特に年のせいにしたら言い訳になってしまうのでしょうが、出かけるのが億劫に感じる度合いが強くなってきた様な気がします。
イベント的な事で出かけたのは何時だったかなぁ~と考えてみると、何と昨年の5月の花博が最後。
普通のご家族には想像出来ないかと思いますが、娘は人工呼吸器を付けているため話すことも食事をすることも出来ません。
ですから、ワイワイ騒ぐわけでもなく、皆で食事を楽しむわけでもなく、静かに散歩するだけの外出ですが、それでも一緒にお出かけできた事そのものが幸せなのです。
ついでの花見を楽しむ
本当は雨予報だったので、花見はもともと予定になかったのですが、雨どころか半袖でも過ごせるような陽気。
Goプロのカメラを杏菜のストレッチャーに取り付け、娘の目線で映像を作成してみました。
普段、どんな風に杏菜には景色が見えているのか?
動画を作成しましたので、下手くそですが、よかったらご覧ください。
31歳の誕生日を迎えられハッピー
令和3年10月、娘がいよいよ旅立つ日が来たかと覚悟を決め、昨年の4月で長年勤務した職場を退職し、娘中心の生活環境を作ろうと思い医業経営コンサルタント事務所を独立開業し早1年。
長女の杏子は、医師の宣告どおり20歳で旅立ちましたが、以前にも紹介しました外出にも便利な小型の人工呼吸器やカフアシスト等の医療機器の進化、また日々の療養管理や生活を支えてくださる訪問看護師さんやヘルパーさん達を中心とした様々な方のお陰で31歳を迎えることが出来ました。感謝・感謝・感謝です。