何故 誰に 何を どこで いつ いくらで どんな方法で
1.狙う魚は 餌は = 狙う客層は 何を売るのか
Who誰に What何を Whereどこで Whenいつ
何を釣るのか決まらなければ、釣り場も餌も道具も決められません。
魚には、食い気が立つ季節や旬(美味しい季節)があるように、商品には顧客の購買意欲や流行もあります。
今回の商品は、誰に売るのか。子供なのか大人なのか、男性なのか女性なのか、独身なのか既婚者なのか、学生なのか社会人なのか?
売る相手や地域が違えば、売る商品のニーズや売り方も違ってくるかと思います。
2.どれくらい釣るのか = どれくらい売るのか
How manyどれくらい How muchいくらで
どれくらい釣るのか? どれくらい売るのか?
自分が楽しむことが目的ならば、魚はリリースします。家族に食べさせたいと思えば、人数に見合った分だけ持ち帰ります。
むやみな殺生は、未来の楽しみのためにもやめるべきです。釣り雑誌や遊漁船のホームページ等に、食べきらないほどの魚の写真が掲載されている事がありますが、残念です。
商品も売れるからと、必要以上に作り過ぎると過剰在庫となり経営を圧迫します。商品価格も、難しいですが適正価格で販売しないと売れません。
地元のタイ焼き屋の話ですが、白いタイ焼きがテレビで放送されたのをきっかけに、一時行列が出来るほど繁盛しました。その後、あちこちの地域に店舗数を拡大。流行はあっという間に過ぎ去り、1年後には本店まで倒産してしまいました。
流行やマスコミの影響等で「売れた」、と商品力や営業力や適正価格等で「売った」、の違いをしっかりと理解していないと、経営は維持できなくなり倒産するかもしれません。
経営とは、継続して栄えるとも言います。=「継栄」
3.どんな釣法で = どんなノウハウで
Howどのように Know Howノウハウ
どんな釣り方で、どんなテクニックで狙った魚を釣り上げるのか。
どんなノウハウで、商品を売るのか。
旬の魚は、季節が影響しますのでアパレル業界と比較すると分かりやすいと思います。
例外もないとは言えませんが、夏にダウンジャケットを売っても、冬に短パンを売っても、一般的にはなかなか売れないと思います。
地域性もあります。赤道当たりの国で、どんなに品質が良くても、適正価格でデザインもかっこよくても、やはりダウンジャケットは売れないと思います。
釣りたい魚と季節に合わせ、ルアーの色や大きさ、ジグの動かし方等、テクニックも必要となります。経験が、もの言う場合もあります。
今年の1月の初釣りは、太刀魚を狙いました。旬の魚です。潮は、小潮が適しています。運よく、小潮の日で仕事が休みの日が一致。友人と3人で楽しみました。ぜひ「釣果情報」を見て下さい。アベレージが5本指以上と満足いく釣果でした。
私の好みの調理法は、梅肉のくるくる巻きと刺身のアブリと太刀魚丼です。ぜひ、機会があらばお試しください。調理法は、ユーチューブを参考に。
さて、効率よくノウハウを身に付ける方法として、釣りも仕事も同じですが先輩(上手な人)の真似をする。技を盗む。研修会や本で学ぶ。
釣りも仕事も早く一人前になる人の共通点は、もっと上手になりたいと思うタイプは、日々やっている事かと思います。
4.何のために釣るのか = 何のために売るのか
Whyなぜ 何のために
何のために釣るのか。何のために売るのか。自分の楽しみのためなのか、家族の笑顔を見たいからなのか。これが明確でないと、狙う魚も量も決められません。
私の場合、釣りのほとんどがルアーフィッシングなので、食卓分以上は必ずリリースしています。季節に合わせた旬の魚を狙う例として、6月頃は白ギスを狙います。その目的は、白ギスの天ぷらを自分が食べたい、家族に食べさせたい、です。
自分で釣った魚で家族と食卓を囲み晩酌。天ぷらだけではなく、ささやかな幸福感を味合う事が出来ます。
美味し魚を食べる為に、欠かせない事があります。魚が生きているうちに、必ず血抜きをし神経締めを行います。これを面倒と思っては、美味しい魚は食べれません。釣り師ならではの、特権です。
現在は、家庭介護の都合で土曜日しか釣りに行けません。毎週とはいきませんが、土曜日の夕食は、一週間で一度の家族で同じ時間に食卓を囲む幸せの一時でもあります。
刺身は、一晩寝かせてからがお勧めです。透明感が増し、舌触りも滑らかになります。血抜きと神経締めをしているのは、大前提ですが。