杏パパの気まぐれ日記

フリーランス(独立起業)に勇気をいただいた本①

私は、書籍の書評ができるような人間ではありませんが、これからフリーランスを目指す人にとって、勇気を与えてくれる本だと心から感じたので、ご紹介したくなった次第です。
私の心に響いた「8つのこと」を書き出しました。もっと詳しく知りたい方は、ぜひ本を購入してじっくり読み込んでみてください。

その書籍とは、
「定年前、しなくていい 5つのこと」 大江英樹 著  光文社新書

1.再雇用はつまらない

責任と権限が縮小される 曖昧になる。
自己決定権=自分の裁量の範囲が広がる ⇒ やりがい
役職から外れる=責任と権限の範囲が縮小される。

 ということで、再雇用が、セルフモチベーションを維持するのが大変なのは、私もよく理解できます。

2.起業がなぜ楽しいのか

「やらされる仕事」から「やりたい仕事」へ。
仕事に関する全ての事を自分の意思で決める事ができる。
人生にとって最高の幸せは「道楽を仕事にすること」。

 楽な(遊び)道ではなく、厳しくとも楽しい道と感じました。私は、まだ「やりたい仕事」をやり残しています。あまいものではないと思いますが、不安だらけだった起業が、楽しくなりそうです。

3.早く成仏しなさい

成仏とは、いつまでも会社人生にこだわらないで新しい人生に向かう、という事。
人生の目的は、会社で出世することではなく、「幸せになること」。いつまでも会社での地位や立場に固執するのではなく、早く捨てるべき。

 いや~この言葉は、心に染みました。お蔭様で、私もどうにか成仏できそうです。

4.知見やノウハウはどんどん減蓄すべし

仕事上の経験やノウハウといった知見、知的財産を減蓄する
自分の中にしまっておいては陳腐化してしまう。
自分の知見を減蓄し、後輩に引き継ぐというのは素晴らしいこと。
自分の作ったコンテンツは、人の役に立ってこそ初めて意味がある。

 30年間の診療所及び介護事業所経営で培ってきた知見を、まずはブログで少しづつ減蓄していこうと思っています。

5.大した仕事はしてこなかった

「自分は会社でたいした仕事なんかしてこなかった。」そう考えた方が、これからの人生が楽になる。
「自分はすごい仕事をやってきたのだ。」と思えば思うほど、辛くなる。燃え尽き症候群になる。
「サラリーマン時代はいろいろあったけど、トータルで見りゃ気楽なものだったね。」と思うと、かなり気分が楽になる。
「過去に生きるのではなく、未来に生きるべき。」「過去に生きているタイプの人」は、見つめるべき未来を持とうとせず、過去の栄光と思い出にすがって生きていこうとしている。

 私も、「元〇〇ではなく、今〇〇です。」という考え方で前進して行きます。

6.時分(じぶん)の花と真(まこと)の花

室町時代の能役者世阿弥が著した「風姿花伝」という書物に出てくる言葉。
誰でも若いうちは何もしなくても華がある。それが「時分の花」、つまり若い時期があるがゆえに発散する魅力のこと。
どんどん年を取ると、肌は衰え美しくなくなるし、体形も崩れてきたりする。さらに記憶力も衰えてくる。つまりあらゆる面で見た目も能力も若い頃には及ばなくなる。
でも逆に、年を経て経験と積んできたからこそ、出せる味わいもある。それを世阿弥は「真の花」と名付けた。

 自分が「真の花」になれているかは第3者が決めることですが、名前の字は違いますが「誠」なので、世阿弥が言う「真」を目指します。

7.老後を楽観でも悲観でもなく、淡々と受け入れる

「年を取ったら自然に枯れなさい」ではない。単に若い人に負けないようにということではなく、自分に出来ること、自分にしかできないことは何だろうかという考え、自分の持ち味を発揮できるようにすることが大切。

 「自分にしか出来ないこと」を、起業用に買ったノートに書き出してみました。意外とあるもので、誰かのお役に立てるかは未知数ですが、「自分にしか出せない持ち味」を発揮していこうと思います。

8.懲役38年(22歳で就職し60歳で定年)

サラリーマンとは「会社に自分の自由を売り渡す代わりに身分の安定を得る仕事」だと思っている。
物理的にも時間と身体を拘束されるのがサラリーマンの働き方。
だから私にとってのサラリーマン生活は、言わば「懲役38年間」だったというわけです。
起業した時に、真っ先に頭に浮かんできたのは、「これでついに僕は〝自由〟を手に入れることができた!」ということでした。

 私は22歳で就職し63歳定年なので、「懲役41年間」が終ります。簡単な〝自由〟ではないかもしれません。安定がなくなり不安定な生活になるかもしれません。
そんな私に勇気を授けていただいた、「大江英樹」先生に感謝申し上げます。
また、大江先生がこの本の中でご紹介されていた「LIFE SHIFT]100年時代の人生戦略もご紹介しておきます。現在、まだ読書中です。

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