診療所と介護事業経営

【時間という銀行口座】

あんずパパ
あんずパパ
私がまだ30代前半のコンサルタント駆け出しの頃、仕事が忙しく勉強なんてしている暇もないという様な不満を漏らしていた時の事です。先輩から、次のような銀行があるという話を聞かせてもらいました。

仕事が忙しくて勉強する暇がないとう幹部へ

先輩から、「その銀行は、毎朝浦上君の口座へ86,400円を振り込んでくれる。同時に、その口座の残高は、毎晩ゼロになるとしよう。つまり86,400円の内、その日に使い切らなかった金額は全て消えてしまうと言うことだ。」
、というお話でした。

さあ、皆さんはどうしますか。
私は先輩に、即座に「毎日86,400円全額を引き出して使い切らないともったいないじゃないですか!」と答えた覚えがあります。

私達は、いや人類みな同じ口座を持っています。
それは、「時間という口座」です。
毎朝、全ての人に平等に86,400秒が与えられます。

毎晩、あなたが上手く使い切らなかった時間は消されてしまいます。それは、翌日には繰り越されません。誰かに、貸すこともできません。
毎朝、あなたのために新しい口座が開かれる。そして、毎晩、その日の残りは燃やされます。

あなたがその日の預時をすべて使い切らなければ、残りは失ったことになります。過去に遡ることもできません。
平等に与えられた預時の中から、今を生きなければならない。
ある人は、十分だと言い、ある人は、足らないと言います。

十分と言う人は、そこから健康、幸せ、成功のために最大の物を引き出しています。

足らないと言う人は、自ら時間を無駄に燃やしていることを認めません。

そんなあなたは、

◎1年の価値を理解するために、浪人した学生に聞いてみるといい。

◎1ヶ月の価値を理解するために、ガンの宣告を受けた患者さんに聞いてみるといい。

◎1週間の価値を理解するために、週刊誌の編集者に聞いてみるといい。

◎1時間の価値を理解するために、遠距離恋愛の恋人たちに聞いてみるといい。

◎1分の価値を理解するために、電車に乗り遅れた人に聞いてみるといい。

◎1秒の価値を理解するために、たった今、事故を避けることができた人に聞いてみるといい。

◎10分の1秒の価値を理解するために、オリンピックの選手に聞いてみるといい。

「時間という銀行口座」の話は、約30年前の記憶なので正確ではないかもしれませんが、意味的には間違っていないと思っています。
本来であれば、○○から引用と出典を記載しなければなりませんが、先輩から口頭で教えいただいた事を一生懸命メモしたものなので、ご了承いただきたいと願います。

いつまでも、幹部としての役割を果たせない理由を、忙しいせいにするのは見苦しい

時間は、平等に与えられています。
同じ本を読んでも、同じ研修を受講しても、個人差が生じます。
その差を生む原因は、あなた自身が、あまっているはずの時間を使ったか無駄に燃やしたかにあるかもしれません。

幹部としての引き出しを多く持つために、時間を有効に使いましょう。そして、私のブログで学んだ「3数力」が入った引き出しを設けましょう。

病棟や外来のスタッフ、介護事業所のスタッフをマネジメントする道具(武器)として、「3数力の引き出し」を柔軟に使いこなしていただきたい。
必ず、幹部として厚みが増すはずです。

理論武装した幹部の言葉には、説得力があり魅力的です。
環境変化にも強く、頼りになります。本ブログで学んだことを実践することを通じ、経営の楽しさ、マネジメントの楽しさを少しでも体感していただければ幸いです。

あんずパパ
あんずパパ
今回を持ちまして、いったん「診療所・介護事業所の経営」は休止といたしまが、終了ではありません。気になる出来事がありましたら、随時更新していきますので、これからも「杏パパブログ」の自己啓発コーナーのご活用をよろしくお願いします。